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ラストエンペラーのタイブレークはもう嫌だ 第3回
オンスロート変異について
文:岡本 尋 10/03/02
こんにちは。
さて今回は発売が間近に迫った <オンスロート> について。
この中から気になったカードを5つ、ぶっちゃけ各色 <Morph> の代表格について考えてみたいです。
◆White
賛美されし天使/Exalted Angel 4WW
クリーチャー - 天使 4/5 レア
飛行
賛美されし天使がダメージを与えるたび、あなたはその点数に等しいライフを得る。
変異 2WW(あなたは3を支払うことで、これらを2/2のクリーチャーとして裏向きにプレイしてもよい。
あなたはいつでも、変異コストを支払ってこのカードを表向きにできる。)
種族が天使となってます。コントロールデッキにはまさに天使! 神の使いですね。
逆にビートダウンにとっては非常に困った存在で、悪魔と呼ばれちゃうかもしれません。
過去のクリーチャーと比べると
《戦天使/Warrior Angel(ST)》
4白白 3/4 飛行 ダメージを与えただけ回復
あきらかに強くなっています。というより戦天使を実戦級にしたといった感じですね。
パワーが上がればそれだけ回復量も増えるし、早く勝つこともできます。
最大のウイークポイントは召喚コストのはずだったんですが、 <Morph> で見事に解消できています。
4ターン目にうっかり出てくるとちょっと信じられないぐらいヤバイです。
通常、青白パーミッションで組んだ場合そのようには使わないのでしょうが、カウンター合戦を挑むときにはとても役に立ちます。
残る問題としては環境に適応できるかです。
これまでのように《サイカトグ/Psychatog(OD)》に支配されるとその価値はやや下がってしまう恐れがありますが、こちらも召喚は3マナですからなんとか対抗できるかもしれません。
こればかりはやってみないと解かりませんが、なんにせよ期待してよさそうな天使だと思いませんか?気に入りそうです。
リミテッドで引いたら大喜びしましょう。
◆Blue
水銀のドラゴン/Quicksilver Dragon 4UU
クリーチャー - ドラゴン 5/5 レア
飛行
U : 呪文1つを対象とする。それの対象が水銀のドラゴン1体だけの場合、それの対象を別のクリーチャーに変える。
変異 4U(変異の説明省略)
これも過去に似たようなのがいます。
《銀のワイヴァーン/Silver Wyvern(ST)》
3青青 4/3 飛行 青:〜だけを対象にする呪文や能力を別に変える
能力はいっしょで召喚コストとサイズが大きくなりました。召喚コストが増えたのは正直使いにくさを感じます。
<Morph> コストもやや重くてなんだか頼りないところですが、5/5というサイズは魅力的。
《マハモティ・ジン/Mahamoti Djinn(7E)》とも似通ってるけど能力の面でドラゴンの勝ちでしょう。
構築戦で活躍の目処は立っていませんが、リミテッドでは大いに期待できそうです。
ただでさえ死ににくい5/5の飛行クリーチャーなのに、青マナさえ立てておけば無敵(場にクリーチャーがいないことはほぼない)の生物へと変身。
さらにこの場合 <Morph> のシングルシンボルがタッチ青を可能にしています。
見たら取る。あったら入れる。これがドラゴンに対する正当な評価だと思っています。
◆Black
にやにや笑いの悪魔/Grinning Demon 2BB
クリーチャー - デーモン 6/6 レア
あなたのアップキープの開始時に、あなたは2点のライフを失う。
変異 2BB(変異の説明省略)
これは <Morph> にする必要があるのか! と笑ってしまいましたが、深く考えると無意味ではないようです。
とりあえず前身は《ファイレクシアの盾持ち/Phyrexian Scuta(PL)》といったところでしょう。
遥か紀元前にご先祖様は居ますが省略。
召喚コスト、サイズ、マイナス要素とかなりの高スペックを誇っていますが、フラッシュバックした《ワームの咆哮/Roar of the Wurm(OD)》といっしょなのは内緒ということに。
これは <Morph> にこそ真の意味が隠されているのかもしれません。
1
3ターン目に出して次のターンには6/6攻撃
2
2ライフが払えないときに2/2として登場
3
他の <Morph> と入り交ざって相手を混乱させる
このような使われ方をすると思います。特殊なのは
3
ですね。
黒にも様々な能力を持った <Morph> が多いです。例えばこれですね。
憑依された死者/Haunted Cadaver 3B
クリーチャー - ゾンビ 2/2 コモン
憑依された死者がプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、あなたはそれを生け贄に捧げてもよい。
そうした場合、そのプレイヤーは手札からカードを3枚捨てる。
変異 1B(変異の説明省略)
これをデーモンと勘違いしてくれれば・・ 3+1B=4B で3枚? すみません考えすぎでした。
今後に期待で。リミテッドでは普通に強いと思います。
◆Red
灼熱の火猫/Blistering Firecat 1RRR
クリーチャー - 猫 7/1 レア
トランプル、速攻
ターン終了時に、灼熱の火猫を生け贄に捧げる。
変異 RR(変異の説明省略)
最近下火だった赤に喝を入れてくれそうなカード。前身は
《ボール・ライトニング/Ball Lightning(5E)》 赤赤赤 6/1 トランプル、速攻
ターン終了時に生け贄にささげる。
こんな感じ。
1
がパワー +1 と <Morph> に変わって、《スキジック/Skizzik(IN)》に比べるとかなり近い感じになってます。
問題は <Morph> をどのように使うかってこと。起動コストが赤赤なのは嬉しいけれど、
3
2/2は構築では貧弱。
かといって表に返せばすぐ死んでしまうので非常に扱いが難しい。
もちろん普通に召喚するのが1番いいんだろうけど、それではただのボールライトニング廉価版になってしまうでしょう。
他の方法を模索してみた結果、《対立/Opposition(UD)》でも張られないかぎり <Morph> として使うことはないことに。
逆にリミテッドでは基本的に <Morph> として使います。
ターン終了時に死んでしまっては戦線の構築ができない以上、普段は2/2で必要に迫られたとき変身すれば効果的な使い方ができるでしょう。
普通より上、といった評価です。
◆Green
ヒストロドン/Hystrodon 4G
クリーチャー - ビースト 3/4 レア
トランプル
ヒストロドンがいずれかの対戦相手に戦闘ダメージを与えるたび、あなたはカードを1枚引いてもよい。
変異 1GG(変異の説明省略)
今までの <Morph> に比べると前身がないのが特徴的です。
強いて上げるなら《泥棒カササギ/Thieving Magpie(7E)》がもっとも近いのではないでしょうか?
サイズに対して召喚コストが重く普通には使えないでしょう。
そのかわりに <Morph> コストが低めに設定されているので、こちらを基本に使っていくことになると思います。
今のところどのようなデッキに使うかは想像できていませんが、表になってしまえば《火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu(PS)》が不在になるため死ににくいでしょう。
後はブロッカーを排除したり、引いてきたカードを効率よく使えればデッキの1部として安定すると思います。
リミテッドでは残念ながら大した効果は期待できそうにありません。
回避能力を持っていない為に、地上を突破することが困難です。
しかし、エンチャントクリーチャーなどで回避能力を与えてやればとても強くなります。
ドラフトやシールドの構築次第では強くも弱くもなるので、このことを念頭に置いた方がいいでしょう。
◆5色そろったところで
これまでのことを踏まえると <Morph> はよりリミテッド向きな能力といえます。
やはりスタンダードでは
3
2/2 が戦闘で役に立つことはなさそうです。
そのかわりにカウンタースペル等のマナを残したいときに <Morph> は役に立ってくれるでしょう。
他にもたくさん <Morph> は居ますがこのような考え方をしていけば、使える使えないの判断ができると思います。
といったところで今回は終了。それでは
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